マンジャロとは?効果・仕組み・使い方から「なぜ痩せる?」まで徹底解説|おおや内科 糖尿病・心臓クリニック|神戸市灘区のJR六甲道から徒歩5分

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マンジャロとは?効果・仕組み・使い方から「なぜ痩せる?」まで徹底解説

マンジャロとは?効果・仕組み・使い方から「なぜ痩せる?」まで徹底解説|おおや内科 糖尿病・心臓クリニック|神戸市灘区のJR六甲道から徒歩5分

2026年1月22日

マンジャロとは?効果・仕組み・使い方から「なぜ痩せる?」まで徹底解説

「打つだけで痩せる最強の薬」「糖尿病治療の革命」

そんな呼び声高い「マンジャロ」。SNSや口コミで話題ですが、なぜ今私がマンジャロに注目し、よく処方しているのか、具体的にどのような薬で、なぜ痩せるのか? オゼンピックやリベルサスとは何が違うのか?

この記事では、医学的なメカニズムから、痛くない使い方、そして知っておくべき「ゼップバウンド」との違いまで、詳しく解説します。

1. マンジャロを一言で言うと?

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、「2つのスイッチを同時に押して、脂肪を燃やし食欲を抑える世界初の薬」です。

これまでダイエット薬として有名だった「オゼンピック」や「リベルサス」は、GLP-1という「1つのホルモン」だけに作用するものでした。
しかし、マンジャロはGIPGLP-1という「2つのホルモン(インクレチン)」に同時に作用します。

  • 従来の薬(オゼンピック等): シングルエンジン(GLP-1のみ)
  • マンジャロ: ツインエンジン(GIP + GLP-1)

この「ダブルの効果」により、従来の薬よりも強力な血糖値改善と、高い体重減少効果を実現しています。

GLP-1作動薬とGLP-1/GIP作動薬の違いを図説 GIP効果で脂肪燃焼効果あり 神戸市灘区 肥満治療 おおや内科 糖尿病・心臓クリニック

2. なぜ痩せる?マンジャロの「3つのダイエット効果」

マンジャロを打つと、体の中で主に3つの変化が起こります。これが体重が減る理由です。

① 脳への指令:「食欲が減る」

脳の食欲中枢に直接働きかけ、「食べたい」という欲求自体を抑えます。「我慢する」のではなく、自然と「少量で満足できる」状態を作ります。患者さんに「食欲が何割くらい落ちましたか?」と聞くと、「3~5割くらい落ちました」とおっしゃる方が多いです。

② 胃への指令:「ゆっくり消化」

食べた物が胃から腸へ移動するスピードを遅くします。これにより、食後の満腹感が長時間持続し(腹持ちが良くなる)、間食やドカ食いを防ぎます。「いつもの半分くらい食べたところで満足するようになりました」や、「間食がいらなくなりました!」とおっしゃる方が多いです。

③ 体への指令:「脂肪を燃やす」

ここがマンジャロ(GIP)のすごいところです。

  • インスリン分泌の促進: 食後の血糖値が高い時だけインスリンの分泌を促し、速やかに血糖値を下げて血管を守ります。
  • 脂肪代謝の促進: GIPには「グルカゴン(脂肪分解などに関わるホルモン)」の分泌を調整する作用もあり、エネルギー代謝を高めて脂肪を燃焼しやすくする効果が期待されています。
マンジャロによる食欲抑制、消化器運動低下、脂肪燃焼効果の図説 神戸市灘区 肥満治療 おおや内科
当院での解説イメージ

3. 「マンジャロの使い方・打ち方」

マンジャロは、週に1回、自分で注射(皮下注射)をするお薬です。
「注射」と聞くと怖いかもしれませんが、専用のペン型注入器(アテオス)は、針が見えない構造になっており、ボタンを押すだけで一瞬で終わります。

基本ルール

  • 頻度: 週に1回(同じ曜日に打つのが理想)
  • タイミング: 食前・食後・朝晩いつでもOK
  • 場所: お腹、太もも、二の腕(皮下脂肪のある場所)
  • 操作: 針の取り付けや空打ちは不要(全自動です)。

知って得する「痛くない」裏ワザ

マンジャロは冷蔵庫で保管しますが、当院では痛みを減らすために、打つ前に「室温に戻しておく」ようにアドバイスしています。
冷たい液体のままだと注入時に「しみる痛み」を感じやすいですが、常温に戻してから打つと痛みをほとんど感じなくなります。

もし打ち忘れたら?(72時間ルール)

打ち忘れたことに気づいた時、「次の予定日までどれくらい時間があるか」で判断します。

  1. 次の予定まで「3日(72時間)以上」ある場合:
    気づいた時点ですぐに1回分を打ってください。その後は、元の曜日に戻して継続します。
  2. 次の予定まで「3日(72時間)未満」しかない場合:
    その回はスキップ(打たない)して、次の予定日に1回分を打ってください。

※絶対に2回分を一度に打たないでください。低血糖で倒れたり、激しい吐き気で食事がとれなくなったりするリスクが高まります。

マンジャロの図説、使い方、体の注射部位の画像、神戸市灘区 肥満治療 おおや内科
マンジャロの操作説明の図説 神戸灘区 肥満治療 おおや内科 糖尿病・心臓クリニック

4.「マンジャロ」と「ゼップバウンド」の違い


実は、「マンジャロ」と「ゼップバウンド」は中身(有効成分チルゼパチド)が全く同じ薬です。

違いは「承認されている目的(病名)」だけです。

項目 マンジャロ ゼップバウンド
対象 2型糖尿病 肥満症
保険適用 糖尿病治療なら適用 条件(BMI35以上等)を満たす肥満症なら適用
自由診療 ダイエット目的は自費 適用外のダイエットは自費

これまで日本では「肥満治療」として使える薬が限られていたため、糖尿病薬であるマンジャロがダイエット目的で流用され、本当に必要な糖尿病患者さんに薬が届かない「出荷調整(品薄)」が問題となりました。現在は肥満症用としてゼップバウンドが登場したため、目的ごとの使い分けが推奨されています。

マンジャロとゼップバウンドの違いを表にまとめている、処方する医療機関 肥満症 糖尿病の保険治療 神戸市灘区 おおや内科

5. 費用と副作用

費用の目安

保険が効かないダイエット目的(自由診療)の場合、全額自己負担となります。以下は薬そのものの価格(薬価)の比較です。

  • マンジャロ(10mg): 1本 約7,696円
  • ゼップバウンド(10mg): 1本 約8,999円

※上記は薬の原価基準です。実際の自由診療クリニックでは、診察料や手配料が含まれるため、1ヶ月(4本)あたり2万〜4万円以上になることが一般的です。

注意すべき副作用

打ってから2〜3日の間は薬の血中濃度がピークになるため、以下の副作用が出やすい傾向があります。吐き気止めや漢方薬などで体が慣れるまでの期間(初期や増量時)を乗り切れば、徐々に症状が気にならなくなることが多いです。

  • 胃腸症状(最も多い): 吐き気、嘔吐、下痢、便秘。使い始めに出やすく、体が慣れると落ち着くことが多いです。
  • 低血糖: ふらつき、冷や汗など。マンジャロ単独では起きにくいですが、過度な絶食や激しい運動時は注意が必要です。
  • その他: 稀ですが、急性膵炎などの副作用も報告されています。

まとめ:マンジャロを活かすために

マンジャロは科学的に裏付けられた非常に強力な効果を持つ薬です。「意思が弱くて痩せられない」と悩み、これまでダイエットに挫折してきた方にとっては、まさに救世主になり得ます。

しかし、薬の力だけに頼ると、脂肪だけでなく大切な筋肉まで落ちてしまったり、隠れ栄養失調になったりするリスクもあります。

  • 「健康的に痩せる」を医学的にサポート
    食欲が落ちても、体に必要な栄養素をしっかりと摂っていくことが大切になります。当院では血液検査データを用いて、体が「栄養不足」にならないよう、食事や栄養の面からもサポートしていきます。
  • 専門医による安全管理
    マンジャロは本来、糖尿病の治療薬です。副作用や体調変化を見逃さず、安全に継続できるよう専門医が管理します。

「薬 × 医学的管理 × 栄養管理」

この3つが揃って初めて、マンジャロは真の効果を発揮します。
メリットとリスクを正しく理解し、信頼できる医療機関で相談して使用しましょう。神戸市灘区の方はまずは一度、当院にご相談ください。


※使用を検討される際は、必ず医師にご相談ください。

マンジャロ治療のよくある質問

Q1. 注射による「吐き気」が心配です。仕事に支障は出ませんか?

A. 多くの場合は数週間で慣れますが、当院では患者様の生活スタイルに合わせて調整していきます。

マンジャロは消化管の動きをを緩やかにするため、使い始めに胃のむかつきや吐き気を感じる方がいらっしゃいます。
当院では、まずは一番少ない用量(2.5mg)から慎重にスタートし、患者さんと相談の上、最初から吐き気止めや漢方を処方することもあります。また、「腹八分目」を心がけ、脂っこい食事を控えることで吐き気が起こりにくくなります。
それでも症状が続く場合は、量を調整したり、漢方薬や吐き気止めを強化して様子を見ながら継続できるようサポートしていきます。

Q2. 薬をやめたらリバウンドしますか?

A. 薬はあくまで「補助」です。治療中に「太りにくい生活習慣」を身につけることが重要です。

マンジャロを使えば体重は落ちやすいですが、生活習慣が変わらなければ、当然リバウンドのリスクがあります。
重要なのは、マンジャロで食欲が落ち着いている間に、食事内容を見直すことです。当院は「心臓と血管を守る」ことを第一に考えていますので、単に痩せるだけでなく、リバウンドしにくい、血管に負担をかけない健康的な体づくりを目指します。血液検査などのデータに基づき体の栄養バランスを整え、筋肉を維持しながら効率的な脂肪燃焼を狙っていきます。

Q3. 美容クリニックの「メディカルダイエット」とは何が違いますか?

A. 「見た目の変化」だけでなく、医学的な管理下で「内臓機能の改善」を目指す点が異なります。

当院は糖尿病・循環器の専門クリニックです。マンジャロは本来、血糖値を管理するための強力な薬剤です。
そのため、単に体重を減らすことだけを目的とせず、血糖値・血圧・脂質代謝などが改善しているか、副作用で膵臓などに負担がかかっていないか、偏った食事で栄養バランスを崩していないか、を定期的な血液検査でしっかりモニタリングしながら処方します。
「健康診断で数値を指摘された」「将来の心臓病リスクを減らしたい」という方は、ぜひ当院にご相談ください。

Q4. 注射は痛くないですか?

A. 針は髪の毛ほどの細さです。「思ったより痛くない」と驚かれる方がほとんどです。

マンジャロの針は非常に細く短いため、採血のような痛みはありません。
少しでも痛みを減らすコツとして、「打つ前に冷蔵庫から出して室温に戻しておく(冷たいと痛みを感じやすいため)」ことや、アルコール消毒が完全に乾いてから打つことをアドバイスしています。初めての方には、診察室でデバイスの使い方を丁寧に説明しますのでご安心ください。

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