2025年4月27日

40代男性の患者さんが、健康診断で血糖値が高めであることを指摘され当院を受診されました。患者様は、まず生活習慣の改善から取り組むことを希望されました。
そこで、持続血糖測定器(FreeStyleリブレ)を装着し、最初の1週間は普段の食事を記録していただきました。1週間後、奥様とご一緒に再診され、その間の血糖値の変動と食事内容を確認しながら、血糖値が上がりにくい食事の摂り方についてご説明しました。具体的には、食事の際に「野菜→タンパク質→炭水化物」の順番を意識していただくこと、そして白米をもち麦入りの玄米に変更することをご提案しました。
その後、次の1週間の血糖値の推移を確認したところ、食後の血糖値の上昇が以前と比較して穏やかになる傾向が見られました。患者様ご夫婦もその変化を実感され、食事内容の改善を継続していく意向を示されました。

持続血糖測定器(リブレ)は、ご自身の血糖値の変動をリアルタイムに近い状態で把握できるツールです。これにより、血糖値がどのような時に上がりやすいのかを知ることができ、食事内容の調整に役立つ可能性があります。
血糖値が気になる方、食事からの改善を検討されている方へ
当院では、持続血糖測定器(リブレ)を活用した食事指導も行っております。ご自身の食生活について見直したいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。