生活習慣病の食事の悪い例とは?改善ポイントやおすすめ栄養素を紹介|おおや内科 糖尿病・心臓クリニック|神戸市灘区のJR六甲道から徒歩5分

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生活習慣病の食事の悪い例とは?改善ポイントやおすすめ栄養素を紹介

生活習慣病の食事の悪い例とは?改善ポイントやおすすめ栄養素を紹介|おおや内科 糖尿病・心臓クリニック|神戸市灘区のJR六甲道から徒歩5分

2026年6月09日

生活習慣病の食事の悪い例とは?改善ポイントやおすすめ栄養素を紹介

生活習慣病は、誰にでもなる可能性があり、毎日の食事内容や食べ方の積み重ねが、発症リスクを高めているケースもあります。

「何を食べたらいいのかわからない」、「食事の悪い例って具体的にどんなもの?」との疑問を抱いている方も多いでしょう。

この記事では、生活習慣病につながりやすい食事の悪い例を示しながら、今日からできる改善のポイントや意識したい栄養素について医師の視点から詳しく解説します。

生活習慣病予防のために、食生活を見直す際の参考にしてください。

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生活習慣病とは

生活習慣病とは

生活習慣病は、食事や運動、睡眠、喫煙、飲酒など、日々の生活習慣が積み重なり、発症や進行に関わる病気の総称です。

以前は成人病と呼ばれていましたが、近年では若い世代でも発症するケースが増えたことから、現在は生活習慣病という名称が用いられています。

生活習慣病と発症リスクの関係

生活習慣病は、突然発症するものではなく、長年の生活習慣の積み重ねによってリスクが高まる点が特徴です。

食べすぎや偏った食事・運動不足・睡眠不足などが続くことで、体内の代謝やホルモンバランスが徐々に崩れ、身体に負担が蓄積していきます。

喫煙・飲酒とも密接な関係があり、食事だけでなく、生活全体からの影響を受けるとされています。

初期の段階では自覚症状がほとんどないため、健康診断で少し数値が悪かったり、体重が増えたりしても、軽く考えて放置してしまいがちです。

遺伝的な体質や年齢も関係しますが、食事内容や食べ方を見直すことで、発症リスクを下げられる可能性がある点は、多くの生活習慣病に共通しています。

食生活の影響を受けやすい生活習慣病

生活習慣病のなかには、日々の食事内容や食べ方が発症や進行に強く関係するものがあります。

病名 食生活との関係 身体の中で起きること
2型糖尿病 糖質の過剰摂取、間食、食事間隔が不規則 血糖値が高い状態が続き、血糖を下げるインスリンの働きが追いつかなくなる
高血圧症 塩分過多、外食・加工食品中心 血液量が増えて血管にかかる圧力が高まり、心臓や血管に負担がかかる
脂質異常症 脂質が多い、揚げ物や菓子類の摂りすぎ 血液中の脂質バランスが崩れ、血管にコレステロールなどが溜まりやすくなる
肥満症

メタボリックシンドローム

高脂質・高糖質・塩分過多、エネルギー過多 内臓脂肪が増え、血糖・血圧・脂質の異常が同時に起こる
脂肪肝 アルコールの飲みすぎ、糖質や脂質の過剰摂取 肝臓に脂肪が溜まり、肝機能に負担がかかる
高尿酸血症 アルコール、肉類・内臓肉の摂りすぎ プリン体が尿酸として体内に溜まり、関節や腎臓に影響する
がん(の一部) 野菜不足、加工食品・塩分が多い食事 身体の防御機能や免疫が低下し、細胞の異常が修復されにくくなる

これらの病気はそれぞれ独立しているように見えても、実際は相互に影響し合うことも多いです。

糖尿病によって歯周病が進行する傾向もあり、食生活は全身と口の健康の両方に関係していると考えられます。

生活習慣病につながる食事の悪い例

生活習慣病につながる食事の悪い例

生活習慣病のリスクを高める食事には、食べすぎだけでなく、日常的にありがちな食べ方の癖が関係しています。

ここでは、実際によく見られる食事の悪い例について、どのような点が問題になりやすいかを解説します。

単品で食事を済ませている

食事を単品で「おにぎりだけ」、「菓子パンだけ」で済ませる習慣は、忙しい方ほど心当たりがあるかもしれません。

単品食は糖質の割合が高くなりがちで、食後の血糖値が短時間で急上昇しやすく、血糖値を下げるためのインスリンを多く分泌します。

この状態が繰り返されると、血糖を調整する仕組みに負担がかかり、糖尿病のリスクが高まるため注意が必要です。

また、たんぱく質や野菜不足により、血糖値の急上昇が起こりやすく、栄養バランスが崩れやすくなります。

外食やコンビニ中心の食事

外食やコンビニを頻繁に利用している食生活も、生活習慣病につながる傾向があります。

市販の弁当や惣菜、外食メニューは、味付けをはっきりさせるために、塩分や脂質が多く使われています。

揚げ物や加工食品が多く、野菜や海藻、豆類が不足しやすい点も特徴です。

外食やコンビニ自体が悪いわけではありませんが、頻度や選び方を意識することが大切です。

夜遅い時間に食事が集中している

夜遅い時間帯は、身体の活動量が低下し、エネルギー消費が少なくなる傾向があります。

夜に多くの食事量を摂ると、使われなかったエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなります。

また、空腹時間が長くなった後の食事では、血糖値が急激に上がる点も問題です。

食後の血糖値が高い状態のまま眠ると、血糖や脂質の調節がうまくいかず、体内のリズムが乱れて生活習慣病のリスクを更に高めてしまいます。

空腹と満腹の差が大きい

食事を抜いた反動で一気に食べ過ぎてしまうような、空腹と満腹の差が大きい食事も生活習慣病のリスクにつながります。

強い空腹状態のまま食事をすると、どうしても早食いや過食(ドカ食い)になりやすく、結果として必要以上のエネルギーを摂取してしまう傾向があります。

また、空腹時間が長いことによって、血糖値が急上昇し、そのあとに急降下することになります。この血糖値の乱高下は身体にとって大きな負担となるため、食事の間隔をあけすぎないなどの注意が必要です。

なぜ?悪い例の食事が生活習慣病に影響する理由

なぜ?悪い例の食事が生活習慣病に影響する理由

生活習慣病につながる食事の悪い例は、単に栄養バランスが悪いとの言葉で片付けられるものではありません。具体的に体内でどのような悪影響が起きているのかを解説します。

1. 糖質や脂質が過剰になると血糖値が急上昇する

糖質や脂質を多く含む食事が続くと、食後の血糖値が急激に上がりやすくなります。

炭水化物中心の単品食や、甘い飲料、菓子パンなどを中心とした食事は消化吸収が早く、食後の血糖値が急激に上昇しやすいです。

血糖値の急上昇・急降下(血糖値スパイク)が繰り返されると、血管が傷つき、血糖を調整する膵臓に大きな負担がかかり、糖尿病リスクが高くなります。

また、脂質の多い食事も、エネルギー過多になり、体脂肪の増加や血糖コントロールの乱れにつながります。

2. 塩分が多い食事が続くことで血圧が上昇しやすくなる

外食・加工食品・濃い味付けなどの食生活は、気づかないうちに塩分摂取量が増えていることがあります。

塩分を多く摂ると体内の水分量が増えて、血液量が増加し、血管内圧が高まって血圧が上昇しやすくなります。

長期間続くと血管への負担が積み重なり、心臓や腎臓にも影響を及ぼすことがあります。

3. エネルギーの過剰摂取により内臓脂肪が蓄積する

揚げ物や高脂肪食による脂質やエネルギーを過剰に摂取した状態が続くと、使いきれなかったエネルギーが脂肪として蓄積されます。

特に、内臓の周囲に内臓脂肪が増えることで、インスリンの働きを妨げ(インスリン抵抗性)、糖尿病や脂質異常症のリスクが高まります。

体重の増加がわずかであっても、内臓脂肪が増えているケースもあり、見た目だけでは判断しにくいことがあるため、注意が必要です。

4. 野菜不足により血糖や脂質の調整が難しくなる

野菜や食物繊維が不足すると、食後の血糖値や脂質の上昇を抑える働きが弱くなります。

食物繊維は、糖質の吸収を緩やかにしたり、余分な脂質の排出を助けたりする役割があります。

単品食や外食中心の食事では、食物繊維の摂取量が不足しがちで、糖や脂質の吸収が早まり数値が不安定になることが多いです。

また、腸内環境の乱れにもつながり、代謝や免疫機能に影響を及ぼす恐れもあります。

5. 不規則な食事時間により代謝リズムが乱れる

食事の時間が日によって大きく変わり、体内の代謝リズムが乱れることも、生活習慣病につながる原因のひとつです。

夜遅い食事や、朝食を抜くなどの欠食の習慣が続くことで、エネルギーの使われ方に偏りが生じます。

代謝リズムが乱れると、インスリンの働きが悪くなり、同じ量を食べていても脂肪が蓄積されやすくなったり、血糖値が安定しにくくなったりします。

肥満や糖尿病を防ぐためには、食事の量だけでなく、毎日なるべく決まった時間に食べ、食事の間隔を整えることが大切です。

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生活習慣病予防のために見直したい食事のポイント

生活習慣病予防のために見直したい食事のポイント

生活習慣病を予防するためには、日々の食事内容や食べ方を整えることが重要です。

ここでは、生活習慣病予防の観点から、意識したい食事のポイントを紹介します。

(参照:「健康に良い規則正しい食生活とは」公益財団法人 長寿科学振興財団)

主食・主菜・副菜で栄養バランスを整える

食事の基本は、主食・主菜・副菜を揃えること(定食スタイル)です。

主食はごはんやパン、麺類のエネルギー源、主菜は肉・魚・卵・大豆製品のたんぱく質源、副菜は野菜や海藻、きのこ類のビタミン・ミネラル・食物繊維源です。

例えば、活動量や体格にもよりますが、ごはん(白米)中盛りなら、1日4杯程度、主菜は1日3~5皿、副菜は1日5~6皿が目安とされています。

(参照:「食事バランスガイド」厚生労働省)

毎食完璧を目指す必要はありませんが、主食・主菜・副菜のバランスを意識することが、食事改善の第一歩になります。

糖質・脂質・塩分の摂取量を調整する

生活習慣病の予防では、糖質・脂質・塩分の摂りすぎを避けることが重要です。

管理しやすいのは塩分で、成人の目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満(1日)です。

(参照:「日本人の食事摂取基準(2025年版)ミネラル」厚生労働省)

糖質と脂質はゼロにする必要はないため、甘い飲み物や揚げ物の「頻度」を減らすなど、量と質を調整しましょう。

野菜や食物繊維を意識して摂る

食物繊維は、血糖値の急上昇を抑えたり、余分な脂質や塩分の排出を助けたりする働きがあります。

野菜は量だけでなく、葉物や根菜、きのこ類、海藻類などを組み合わせることで、栄養の偏りを防げます。

小鉢を増やす、食事の最初に野菜を摂るなど、無理のない形で野菜や食物繊維を増やす工夫をしてみましょう。

食事の時間帯と回数を安定させる

1日3食をなるべく決まった時間に摂り、朝食を抜かないことで代謝リズムが整います。

夜遅くの食事は控え、どうしても遅くなる場合は、夕方に軽食(おにぎり等)をとり、夜は野菜スープや豆腐など消化の良いおかずのみにする分食がおすすめです。

外食やコンビニ・惣菜の選び方を工夫する

外食やコンビニ、惣菜を利用する機会が多くても、選び方次第で食事内容は調整できます。

  • 丼ものや麺類の単品を避け、魚、大豆製品、卵などのタンパク質やサラダや小鉢を追加する
  • カップ麺などの加工食品より野菜・果物・ナッツ類などの自然食品を選ぶ
  • 「揚げる・炒める」よりも「煮る・蒸す・焼く」調理法のメニューを選ぶ
  • 麺類のスープは残す、ドレッシングは控えめにかける(塩分カット)

生活習慣病予防のために意識して摂りたい栄養素

生活習慣病予防のために意識して摂りたい栄養素

生活習慣病予防のためには、身体の調整に関わる栄養素を意識的に補うことが大切です。

ここでは、日常の食事に取り入れやすい栄養素について解説します。

食物繊維

食物繊維は、血糖値の上昇を抑える、コレステロールの排出をサポートする、腸内環境を整えるなどの働きがあります。

  • 野菜類(ごぼう、ブロッコリー、キャベツ、にんじん)
  • きのこ類(しいたけ、えのき、しめじ)
  • 海藻類(わかめ、ひじき、昆布)
  • 豆類(大豆、納豆、レンズ豆)
  • 全粒穀物(玄米、雑穀米、オートミール)

副菜や汁物に取り入れやすい食材が多く、食事全体のバランス調整にも役立ちます。

たんぱく質

たんぱく質は、筋肉量や基礎代謝の維持、食後血糖の安定など、身体の調整にとっても欠かせない栄養素です。

  • 魚類(サバ、アジ、イワシ、サケ)
  • 大豆製品(豆腐、納豆、厚揚げ)
  • 鶏肉(皮無しの胸肉、もも肉)
  • 乳製品(無糖ヨーグルト、牛乳)

これらは主菜としても満足感があるため、積極的に摂取したい食材です。

カリウム

カリウムは、体内の余分な塩分を排出する働きがあり、高血圧に対する血圧調整の効果が期待できます。

  • 野菜類(ほうれん草、小松菜、トマト)
  • 果物類(バナナ、キウイ、みかん)
  • いも類(じゃがいも、さつまいも)
  • 豆類(大豆、枝豆)

加工度の低い食品に多く含まれているため、素材として取り入れるのがポイントです。

カルシウム・マグネシウム

カルシウムとマグネシウムは、骨や筋機能、血圧や代謝の調整にも関わる栄養素です。

【カルシウムを多く含む食材】

  • 牛乳、ヨーグルト、チーズ
  • 小魚(ししゃも、いわしの丸干し)
  • 小松菜、チンゲン菜

【マグネシウムを多く含む食材】

  • 海藻類
  • ナッツ類(アーモンド、ごま)
  • 玄米、雑穀

間食や副菜として取り入れやすく、食事全体の質を底上げする役割があります。

不飽和脂肪酸

EPA・DHAは青魚に多く含まれ、中性脂肪を減らす働きや、血液を固まりにくくする作用があり、動脈硬化のリスクを抑えるとして注目されています。

オレイン酸は、悪玉コレステロールが増えにくく、血中脂質のバランスを整える働きがあります。

  • 青魚(サバ、イワシ、サンマ、アジ)
  • サケ
  • オリーブオイル、菜種油、亜麻仁油、エゴマ油
  • ナッツ類(くるみ、アーモンド)
  • アボカド

主菜を魚料理にする、調理油を植物油に見直すなど、無理なく置き換えしましょう。

ビタミンB群

ビタミンB群は、糖質や脂質をエネルギーに変える過程で必要で、代謝の補助をする栄養素です。

  • 豚肉
  • レバー
  • 玄米
  • 大豆製品

食事量を抑えている場合や、炭水化物中心の食事が多い場合に不足しがちになるため、主食や主菜と一緒に摂るように心がけましょう。

抗酸化ビタミン

抗酸化ビタミンは、体内の酸化ストレスを抑え、血管や細胞の健康維持に関わります。

  • ビタミンC:ピーマン、ブロッコリー、いちご、柑橘類
  • ビタミンE:ナッツ類、植物油、かぼちゃ
  • ビタミンA(βカロチン):にんじん、ほうれん草、かぼちゃ

色の濃い野菜や果物を意識して選ぶと、自然に摂取しやすくなります。

まとめ

生活習慣病は、日々の食事内容や食べ方の積み重ねが大きく影響します。

悪い例で挙げている単品食や外食・コンビニ中心、夜遅い食事、ドカ食いなどの習慣は、身体への負担が蓄積している可能性があります。まずは1日1食だけでも「主食・主菜・副菜」を意識するところから始めてみましょう。

食生活は一度に急に変えることは困難ですが、無理なく続けられる形を見つけ、少しずつ整えていく意識が大切です。

生活習慣病予防のためにも、食事内容や食べ方を振り返り、必要な栄養素を知り、無理のない改善から始めてみましょう。

おおや内科 糖尿病・心臓クリニックでは、生活習慣病に対して、各疾患ごとに専門的な管理を行っています。

循環器専門医による心臓や血圧に対しての検査や治療のほか、糖尿病やダイエットサポート、脂質異常症や高尿酸血症の管理まで幅広く対応しております。「健康診断で数値を指摘された」「予防や治療のための食事についてアドバイスが欲しい」という方は、ぜひおおや内科 糖尿病・心臓クリニックへご相談ください。

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記事監修者

おおや内科 糖尿病 心臓クリニック 院長 大屋 秀文

おおや内科 糖尿病 心臓クリニック

院長 大屋 秀文

経歴
1991年 兵庫県立御影高校卒業
1998年 関西医科大学卒業
1998年 関西医科大学付属滝井病院 内科研修医
2000年 弘英会琵琶湖大橋病院 循環器科
2003年 医仁会武田総合病院 循環器内科
2009年 草津ハートセンター 循環器内科 医長
2014年 医仁会武田総合病院 循環器内科 副部長
2020年 医仁会武田総合病院 循環器内科 部長
2022年 医仁会武田総合病院 糖尿病センター副部長(循環器と兼任)
2023年 医仁会武田総合病院 糖尿病センター部長(循環器と兼任)
2024年 べっぷ内科クリニック
2025年3月 おおや内科 糖尿病・心臓クリニック開院(院長就任)
専門医
日本内科学会 認定内科医
日本循環器学会 循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会 専門医
日本脈管学会 脈管専門医
日本糖尿病協会認定医
所属学会
日本内科学会
日本糖尿病学会
日本循環器学会
日本東洋医学会
日本東洋医学会関西支部京都府部会幹事
日本臨床漢方医会
日本脈管学会
日本心血管インターベンション治療学会
日本心臓リハビリテーション学会

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